【初心者向け】誰でも分かるMCP簡単解説

Featured image of the post

はじめに

「MCPって何?」という人向けに、自分がMCPを勉強したときに知りたかったことをまとめる😊

対象読者
  • MCPは聞いたことあるけど、何かよくわかっていない。
  • MCPの概要を知りたい。

結論

✅MCPを使うと、AIと外部サービスを連携できる(AIを強化できるイメージ)。

✅具体的には「Claudeデスクトップアプリ」と「Googleカレンダー」などを連携できる。

(2025年6月現在、「ChatGPTデスクトップアプリ」はMCPに対応していないので注意。)

誰でも簡単に使える。

MCPって何?

✅MCPとは、「LLMアプリ(Claudeデスクトップアプリなど)」と「外部サービス(Googleカレンダーなど)」を連携するためのプロトコル。

でもこれだけだとイメージしづらい…😢

結局、MCPで何ができるの?

✅MCPを使うことで、AIが「外部サービス(Googleカレンダーなど)」を使えるようになる!

💡
AIに質問したら、Googleカレンダーから今日の予定を教えてくれたりする!

MCPを使ってGoogleカレンダーを呼び出すイメージ

詳細は理解できなくてもOK👌

とにかくMCPを使えばGoogleカレンダーを呼び出すことができる✨

Image in a image block

【補足】「②Googleカレンダーを使いたいよ〜」とは?

✅質問内容からAIが自動的にGoogleカレンダーが必要だと判断してくれる。

もしSlackに関する質問だったら?

(例:〇〇チャンネルで昨日話された内容を要約して)

AIが自動的にSlackが必要だと判断して、「Slackが使いたいよ〜」とリクエストしてくれる。

もし外部サービスが不要な質問だったら?

(例:織田信長とはどういう人物か教えて)

AIが自動的に今までどおり外部サービスを使わずに回答してくれる。

(②〜④は呼び出されない)

💡
AIが自動的に必要なサービスを判断してくれる!すごい!

【補足】用語解説
MCPクライアント
Image in a image block
  • MCPホスト(Claude Desctop、Clineなどの普段使っているAI系のソフト)の中にある機能。
  • AIから「Googleカレンダーを使いたいよ〜」と言われたら、Googleカレンダーを呼び出す役割。

MCPサーバー
Image in a image block
  • 外部のデータやツールを提供する側。
  • MCPクライアントからのリクエストに応えて、必要な情報を取得してくる。

💡
「サーバー」という名前だが、軽量でローカルPC内に存在する場合が多い。

外部サービス(Googleカレンダー、Slackなど)
Image in a image block
  • 情報を取得する対象のこと。
  • 上記のようなインターネット上のサービスだけでなく、自分のPC内のデータを取得したり、操作することもできる。

MCP
Image in a image block
  • 厳密にはMCPは、「MCPクライアント」と「MCPサーバー」のやり取りのルール(プロトコル)のことを指す。
  • ざっくり「AIで外部サービスを呼び出す仕組みがMCPなんだな〜」くらいの理解でもOK。

MCPでできることは主に2種類
情報を取りに行く
  • Googleカレンダーの予定を取りに行く

💡
HTTPメソッドの「GET」のようなイメージ。

タスクを実行させる
  • Googleカレンダーに予定を登録する
  • Googleカレンダーの予定を変更する
  • Googleカレンダーの予定を削除する

💡
HTTPメソッドの「POST」「PUT」「DELETE」のようなイメージ。

今までもAIが外部サービスを使っているのを見たことあるけど何が違うの?

MCPがなくても、AIと外部サービスは連携できる💦

ではMCPを使うメリットは何なのか?💭

答え

✅様々なAIアプリから簡単に「外部サービス(Googleカレンダーなど)」が呼び出せるのが大きな違い!

なぜ簡単に呼び出せる?

「MCPクライアント」と「MCPサーバー」を使って呼び出すという統一されたルールがあるから簡単に呼び出せる。

💡
AIアプリを作る側が、毎回細かい実装をしなくていい⭕️

非開発者目線で何が嬉しい?

簡単に「ClaudeなどのAIツール」と「Googleカレンダーなどの外部サービス」を連携させることができる!

💡
外部サービスがMCPに対応していれば、非開発者でも簡単に連携できる⭕️

開発者目線で何が嬉しい?

MCPによって「AIを使ったサービスを作りたい!」と思った開発者が簡単に外部サービスと連携できるようになる✨

💡
  • 今まで

    「API」が用意されていたらプログラムから簡単に外部サービスを扱える⭕️

  • これから

    「MCP」が用意されていればAIから簡単に外部サービスが扱える⭕️

どんなMCPがある?

多くの有名サービスがMCPに対応している✨

きっと普段使っているサービスも多いはず…!

💡
MCPに対応しているサービス=簡単にClaudeやCursorと連携できるということ!

気になるものがあれば試してみるといいかも✨

非エンジニアでも使いやすいMCP
Googleカレンダー

主にできること

  • 予定の取得
  • 予定の登録
  • 予定の変更
  • 予定の削除

Slack

主にできること

  • メッセージを書き込む
  • メッセージを取得

Notion

主にできること

  • ページ、データベースを検索
  • ページ、データベースを作成
  • ページ、データベースを取得
  • ページ、データベースを編集

エンジニア・デザイナー向けのMCP
Figma

主にできること

  • デザイン情報(色、サイズ、フォントなど)の取得
  • デザインをコード(Reactなど)に変換
  • コメントを取得

LINE Bot

主にできること

  • 一人にメッセージを送信
  • 全員にメッセージを送信(お知らせや告知をするときに便利)
  • プロフィール情報を取得

MCPと開発者の関わり

✅ここまで紹介したようにMCPを利用するだけでも十分便利だが、開発者目線でもMCPは重要!

既存のMCPを使ったアプリケーションを開発する

GoogleカレンダーのMCPなど、世の中には便利なMCPがたくさんある。

自作アプリとMCPを組み合わせることで手軽に高機能なアプリケーションが開発できる✨

💡
「自分のアプリケーション」と「MCP」を組み合わせる!

自分のアプリケーションをMCPサーバーに対応させる
今まで

自分のアプリケーションを他のサービスから使ってもらうためにAPIを作っていた。

これから

自分のアプリケーションを他のサービスから使ってもらうためにMCPサーバーを作っていく時代になりそう💭

💡
「API対応」だけでなく、「MCP対応」の時代になるかも!

感想

MCPの凄さ

今までもAIと外部サービスの連携はできたが、難易度が高く、手間がかかる印象だった💦

しかしMCPの登場で、非エンジニアでも手軽に外部サービスと連携できるようになった✨

まずは「MCPを活用して作業効率化できないか?」と色々触ってみるとよさそう☺️

開発者として

MCPを活用することはもちろん、サービスを提供する側としてMCPを理解しておく必要があると感じた💭

すでにサービスを提供している方は、「自分のサービスはMCP対応した方がいいか?」を検討してみてもいいかも☺️

参考サイト